0円起業とは?おすすめアイデアと成功させるためのコツ!
この記事では、0円起業に関して、1円起業との違いや0円起業をする上での事業アイデアや、成功させるためのコツなどを紹介します。スモールスタートで起業してみたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
0円起業とは、個人事業主として開業資金0円で開業すること、資金をほとんどかけずに新規事業をスタートさせることを指します。手元に資金がなくても簡単に始められるため、0円起業をやってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
当記事では、0円起業のメリット・デメリットやアイデアの出し方、0円起業を成功させるためのコツについて解説します。好きなことや得意なことで起業し、事業を成功させるために、0円起業の始め方について理解を深めておきましょう。
目次
資本金が0円でも起業は可能?
「0円起業」とは、いろいろな語義で使用されますが、ここでは「資本金」や「開業資金」という観点から説明します。
まず、個人事業主として事業を行う場合は、資本金は不要であり、厳密には資本金ではなく「元入金」といった名称になります。元入金は0円でも問題ないため、開業資金が0円でも起業は可能です。本業の傍らにできる週末起業やプチ起業であれば、会社を設立せずに資金なしの状態でも事業を興すことができます。
一方で、会社を設立して事業を始める場合は、最低1円の資本金、もしくは現物出資が必要になります。そのため、「0円起業」というよりは「1円起業」といった意味合いに近いでしょう。
以前は1,000万円の資本金が必要でしたが、2006年の新会社法の施行により資本金制度が撤廃され、出資額が1円でも会社を設立できるようになりました。
(出典:日本公証人連合会新「会社法の概要」/http://www.koshonin.gr.jp/kaga.html)
しかし、実際に会社を設立するとなると、法定費用や会社印鑑などの費用などで25万円程度の費用が発生します。資本金を1円にしたとしても、会社設立の手続きや事業を広げるための運用資金は必要と言えます。
0円起業・1円起業のメリット・デメリット
個人事業主として「0円起業」を行う場合、または法人を設立して「1円起業」を行う場合、主なメリット・デメリットは以下の通りです。
【メリット】
・(0円起業・1円起業)気軽に始められる ・(1円起業)個人事業主よりも信用力が高い |
0円起業・1円起業の最も大きなメリットは、自己資金がなくてもある意味気軽に、かつリスクを抑えながら始められるという点です。会社員として働きながら副業として起業することも可能でしょう。また、1円起業の場合、少額の資本金であったとしても、法人であるということで対外的な信用力は、個人事業主よりも高まりやすい傾向です。
【デメリット】
・(0円起業・1円起業)大きな事業を興すことは難しい ・(1円起業)社会的信用が低い、人材が集まりにくい |
開業資金が0円、もしくは資本金が1円ということは、基本的には事業の種類・規模もある程度限られると言えるでしょう。
また1円起業の場合、資本金の額は一般公開されるため、実績がない起業初期の段階では、資本金をしっかりと用意している法人と比較して、社会的信用が得にくいでしょう。会社としての安定性や将来性がないと判断され、金融機関から融資が下りにくく、よい人材も集まりづらいという点がデメリットです。
0円起業のおすすめアイデア5選
起業アイデアの出し方にはいくつか方法があります。例えば、普段から自分が不便だと感じていることがあれば、その悩みを解決するサービスを考えるのもよいでしょう。また、今までに受けたサービスで、よりよくできる改善点を思いついた場合、そこから新しいビジネスを生み出すことも一案です。
以下では、0円起業も可能な(資金がそこまでかからない)、おすすめの起業アイデアを紹介します。なお、0円起業は基本的に、ある分野での実績・傑出したスキルや、自身の影響力が必要となります。
コンサルタント
コンサルタントとは、今まで経験してきた知識やスキルを基に、同じようなキャリアを歩みたいと考える人のサポートをする仕事です。教えることに多額のコストはかからないため、手軽に始めることができます。
最近ではオンライン上でのコンサルティングも盛んであり、場所代や交通費も以前と比べてかかりません。自分では当たり前だと感じる知識やスキルが、他人には有益な情報であることは大いにあります。他人よりもうまくできることやよく知っていることをリスト化し、ニーズがありそうな事業を探してみましょう。
コンテンツ販売
コンテンツ販売とは、今までの知識や経験をコンテンツ化し、オンライン上で販売するビジネスです。コンテンツを販売する際のプラットフォームは、無料で利用できるサービスが多いことから、元手がなくても起業できると言えるでしょう。
例えば、ダイエットの経験があれば、ダイエットに挑戦したい人に向けたコンテンツを作り販売するのもよいでしょう。ただし、コンテンツ販売においては「誰が」発信している情報かが重要であり、多くの人はSNSで情報発信をしながら、並行してコンテンツ販売をしていることが多いです。
SNS運用
SNS運用とは、SNSでファンを増やしながら、インフルエンサーのようなイメージで活動することです。SNSは無料で始められるので、0円で起業できると言えるでしょう。キャッシュポイントとしては、企業案件を受注しPRを行ったり、アフィリエイトに繋げたり、自分で商品を製作しダイレクトに販売したりすることが挙げられます。
有名でない一般の人でも、SNSの運用次第で影響力を持つインフルエンサーになることは十分に可能ですが、成果を出すまでに相当な努力が必要です。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい個人や企業と仕事を請け負いたい個人がマッチングできるサービスです。クラウドソーシングへの登録は無料でできるため、資金がなくてもパソコン1台ですぐに始めることができます。
仕事の内容は、簡単なアンケートやWebライティング、プログラミング、動画編集など種類は豊富で、単価もさまざまです。
オンラインサロン
オンラインサロンとは、サロン運営者の知識や経験に興味がある人たちを集めWeb上にコミュニティを作り、会費をもらって収益化するサービスです。入会者が多くなれば収益も大きくなります。また、コミュニティの中で、さまざまな人と出会い新しいアイデアに触れることで、また別のビジネスに発展していくこともあるでしょう。
こちらも初期投資はほとんど不要であるため、自身に影響力がある場合は、資金が少なくても実施できると言えます。
0円起業のアイデアが決まった後はどうする?
0円起業のアイデアが決まったら、次に取るべき3ステップについて紹介します。
人に話す
まずは自分のアイデアを人に話してみましょう。応援してくれる人がいると、モチベーションがさらに上がります。人に話すことで、ビジネスとしての強みや注意点が見えてくるだけでなく、話している中で、自分がビジネスに対して情熱を持てるかも再確認できます。
サービスを作ってみる
サービスの詳細を具体的に設計します。サービスの対象者や享受できるメリット、料金設定などを決めていき、サービス内容が固まったら、モニターをしてくれる人を探しましょう。
フィードバックをもらう
家族や友人にモニターとしてサービスを受けてもらい、フィードバックをもらいます。正直なフィードバックを聞き、サービスの改善点を洗い出しましょう。
0円起業を成功させるためのコツ3つ
0円起業を成功させるコツとして、以下の3つについて参考にしてみてください。
起業をする前からスキルをつける
よりよい価値を提供するために、起業前からスキルを身につけることが大切です。スキルが不十分だと感じる場合は、オンラインスクールなどでスキルを磨いてから事業を始めるようにしましょう。
リスクが小さい方法を選ぶ
0円起業を成功させるために、まずはよりリスクが小さい方法で起業するようにしましょう。十分な利益がでないうちから固定費をかけたり在庫を抱えたりすると、事業が失敗する可能性が高まります。店舗を借りたり従業員を雇ったりするのは、仕事が軌道に乗ってから考えてください。
リスクヘッジをしておく
0円起業を失敗させないためには、リスクヘッジをしておくことが大切です。取引先や提供しているサービスが1つしかないと、契約を切られたり、マーケットに何らかの問題が生じたりした際にビジネスが成り立たなくなります。取引先や事業の種類を複数持つことで、もしもの時のリスクヘッジをすることが可能です。
まとめ
0円起業を始めるためには、自分の強みを生かしたアイデアを見つけることが重要です。まずは、自分の経験や知識を洗い出してみましょう。アイデアが決まれば人に話をするなどして、具体的なサービスを設計します。また0円起業を失敗させないためには、事務所を構えるのではなくレンタルオフィスを利用するなど、リスクを最小限に抑えることが大切です。
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